スーパーバイク世界選手権とは、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が主催する世界選手権です。正式名称は、「SuperBiKe World Championship」で、ワールドスーパーバイク、SBK、WSBなどと略されます。日本においては、WSBと言われることが多いようです。
オーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランド、イギリス、アメリカなど、多くの国でスーパーバイク選手権が開催されている中で、WSBはその最高峰として位置づけられています。
MotoGPがレース専用開発車で行われるのに対して、WSBは、1,000cc以下の市販公道走行用の車両をレース仕様に改造したものを使用します。スズキGS-X、ヤマハYZF-R1、ホンダCBR、カワサキZX10R、ドカティ999といった、実際に購入することができる市販車をベースにしているので、ヨーロッパでは非常に人気が高いです。また、販売促進にもつながるとして、メーカー側にも人気のあるレースです。
併催される大会は、市販スーパースポーツ600ccバイクによるスーパースポーツ世界選手権(WSS)と、スーパーストック1000FIMカップ(ヨーロッパラウンド)、スーパーストック600ヨーロッパ選手権(ヨーロッパラウンド)である。
1988年から2007年まで、過去20回のシリーズで、イタリアのドゥカティは12回タイトルを獲得し、長年にわたってWSBを牽引してきました。この間で、カワサキとスズキが1回ずつ、ホンダが6回タイトルを獲得しています。
国別では、フレッド・マーケル(1988~1989)、ダグ・ポーレン(1991~1992)、スコットラッセル(1993)、ジョンコシンスキー(1997)、コーリンエドワーズ(2000、2002)と、アメリカ人のチャンピオンが圧倒的に多です。
チャンピオンシップ最多獲得は、イギリスのカールフォーガティで、4回(1994-95、1998~99)チャンピオンに輝いています。
歴代チャンピオン、国籍、メーカーは以下のとおりです。
1988年 フレッド・マーケル/アメリカ/ホンダ
1989年 フレッド・マーケル/アメリカ/ホンダ
1990年 レイモンド・ロッシュ/フランス/ドゥカティ
1991年 ダグ・ポーレン/アメリカ/ドゥカティ
1992年 ダグ・ポーレン/アメリカ/ドゥカティ
1993年 スコット・ラッセル/アメリカ/カワサキ
1994年 カール・フォガティ/イギリス/ドゥカティ
1995年 カール・フォガティ/イギリス/ドゥカティ
1996年 トロイ・コルサー/オーストラリア/ドゥカティ
1997年 ジョン・コシンスキー/アメリカ/ホンダ
1998年 カール・フォガティ/イギリス/ドゥカティ
1999年 カール・フォガティ/イギリス/ドゥカティ
2000年 コーリン・エドワーズ/アメリカ/ホンダ
2001年 トロイ・ベイリス/オーストラリア/ドゥカティ
2002年 コーリン・エドワーズ/アメリカ/ホンダ
2003年 ニール・ホジソン/イギリス/ドゥカティ
2004年 ジェームズ・トーズランド/イギリス/ドゥカティ
2005年 トロイ・コルサー/オーストラリア/スズキ
2006年 トロイ・ベイリス/オーストラリア/ドゥカティ
2007年 ジェームズ・トーズランド/イギリス/ホンダ
WSBの決勝レースは、2ヒート制で行われます。レースウイークは、金曜日と土曜日に公式練習、公式予選を行い、日曜日に決勝レースを開催します。
金曜日と土曜日の予選は、2日間に1時間ずつのクオリファイ・セッションを実施し、ここで上位16位までのライダーは、再度タイムアタックを行うこーポールへの出場権を与えられます。このスーパーポールは、鈴鹿8耐でも採用している方式で、1周勝負のタイムアタックとができるスーパで最終的なスターティング・グリッドが決まります。
決勝日の日曜日には、午前中にまず20分間のウォームアップセッションを行います。そして決勝レースは、正午に第1ヒート、午後3時30分に第2ヒートを行います。
WSBのレース距離は、最低90キロ、最高110キロの範囲と決められています。この範囲で、1列に4台のスタンディング・スタートで始まり、大会ごとに決められた周回を重ね、トップチェッカーを受けた者がウイナーとなります。